最近ECでの買い物需要の高まりを受けて、ネットショップを立ち上げる方が増えています。
はじめてネットショップを立ち上げる、新たにネットショップの責任者に抜擢されたなど理由は様々ですがECにかかわる機会が多くなっています。
今回はネットショップをすることがなぜ重要なのか、どうやって立ち上げるのかをまとめました。
このページに最低限重要なことをまとめていますので、是非ご覧ください。
なぜECなのかー現在のネットショップを取り巻く環境ー
最近ネットで買い物する人増えたよね。
どれくらいネットショップで買い物されてるの?
ECの需要の高まりを受けて日本でもBtoCの分野で大きく売り上げを伸ばしています。
特に物販分野の伸びは顕著です。
経済産業省のデータでは2019年から2020年にかけて、21.71%の伸びを記録しています。
2019年 | 2020年 | 伸長率 | |
物販系分野 | 10兆515億円 (EC化率6.76%) | 12兆2,333億円 (EC化率8.08%) | 21.71% |
産業経済研究委託事業
(電子商取引に関する市場調査)報告書
特に物販系の伸び率はすさまじく2020年は前年対比21.71%の伸びがあります。
2013年から比べると市場規模は2倍です。
そして日本のEC化率は8.08%(2020年)と世界のEC化率18.0%とまだまだ伸びしろがあります。
分野によりEC化率に違いがありますが、日本にはECへの移行がこれから進みそうなので、
進出する市場が残されています
ネットショップの準備に必要なこと
最低限sネットショップを開くのに必要な項目は以下の通りです。
商材を確保する
ネットショップを始めるのに必要なのはまずは商品です。
商品の探し方にはいくつか方法があります。
自分で作る(メーカー直販)
他の人が作ったものを仕入れる(卸売)
在庫を持たず、注文が入ったら得意先から発送してもらう。(小売)
それぞれの立ち位置を図解するとこのような形になります。
それぞれメリットとデメリットがありますので、解説していきます。
自分で作る(メーカー直販)
自社、もしくは自分で販売したいものを作る場合は直販(D2C)に当たります。
一般的にメーカー直販と呼ばれます。
自社で製造するため、アクセサリーなどのハンドメイドを個人で販売している方も多いです。
メリットデメリットは以下の通りです。
自分ですべての価格権限などがあるので、利益率のコントロールがしやすいです。
半面、製造を自分自身でする、ブランドイメージを一から作り上げる必要があるため時間とお金のかかる方法でもあります。
元々、製造しているメーカーやハンドメイドなどで一点ずつ作っている方は小さくはじめて見るのがおすすめです。
他の人が作ったものを仕入れる(卸売り、せどり、販売店)
こちらは自分が製造するのではなく、他の人やメーカーが作ったものを売る方法です。
一番のメリットは自分で製造しなくてよいので、モノを作るノウハウがいらないことです。
その代わりにしっかりとした販売のノウハウが必要になります。
仕入れ先の会社が他のネットショップに同じ商品の取り扱いを依頼していることもあるため、ショップ通しの競争しなければならない場合があります。
おすすめサイト
NETSEA(ネッシー)会員登録無料なので感覚をつかむのに一番初めに登録するのにおすすめです!
在庫を持たず、注文が入ったら得意先から発送してもらう。(ドロップシッピング)
こちらは在庫を持たずにメーカーもしくは卸業者に直送してもらう方法です。
最も資金効率が良く、リスクの少ない方法です。
その反面、同じ商品の競合が多く違いを生み出しにくいです。
そして最近、個人情報のコンプライアンスの問題でドロップシッピングを取りやめる企業も出ていることもあります。
しっかりとした個人情報を管理した企業を見つけることも重要になってきます。
解決法としては自社製品と仕入れ商品を組み合わせてショップを作ること、個人情報に関しては実績のある会社を選ぶことでリスクを減らすことができます。
おすすめサイト
TopSeller(トップセラー)
登録商品数が多いので在庫なしで登録商品を増やすことができます。25万点以上登録されています!
商品を預かる倉庫を探す
商材を大量に仕入れる場合や製造する場合倉庫が必要になります。
ドロップシッピングをする場合は倉庫は必要ありませんので、仕入れ商品を取り扱うときに参考にしてください。
倉庫探しのおすすめサイト
一括.jp
倉庫の条件に合った倉庫を探すサイトです。本格的な倉庫を探すのにおすすめです!
トランクルーム
加瀬のレンタルボックス
部屋に置けない量の仕入れが発生した場合レンタル倉庫に預けています。最近全国に増えているので探しやすいです。
ネットショップを開く
いよいよネットショップを立ち上げます。
大きく分けると2種類に分けられます。
ショッピングモール型(楽天、ヤフーショッピング、amazon、メルカリなど)
自社EC、ASPカート型(BASE、Shopify、Makeshopなど)
どちらがよいかそれぞれ説明します。
ショッピングモール型(楽天、ヤフーショッピング、amazon、メルカリなど)
ショッピングモール型は一般的に皆さんの知名度があるネットショップに出店することです。
楽天、ヤフーショッピング、amazon、メルカリなどがこれに当たります。
ショッピングモールに出店することをイメージするとわかりやすいと思います。
ショッピングモールに出店料、手数料を払って販売します。
出店者がすべきこと
ページの作成、商材の確保、在庫管理、イベントへの対応、問い合わせ管理、モール独自のルールへの対応
メリットデメリットは以下の通りです。
モールの出店のメリットは圧倒的な集客力です。
SEOやSNSでの集客に自信がない方はモールへの出店をおすすめします。
モール自体が定期的にポイント施策などをして集客してくれます。
半面、ブランド力がある商品やファンがついている商品はモールで購入できるとなると、少しブランド力が下がります。
このようなこともあるので、戦略であえてモール出店はしないというメーカーもあります。
定期的に変更されるモールのルールに対応しないといけないのも重要です。
外部サイトのURLを使う場合は事前にモールの許可が必要なのも特徴です。
自社EC、ASPカート型(BASE、Shopify、Makeshopなど)
こちらは自分自身でショップを作り上げていく自社ECです。
実店舗で言うと、物件探しから集客すべて自社で行う必要があります。
ASPカート型は内装は整えられてますが、集客は自分自身でするカートを提供しています。
メリットとデメリットは以下の通りです。
SNSで集客するブランド力を守りたいをいう方は時間がかかっても自社でやる方がメリットが大きいです。
最小限のリスクで出店する方法
運送会社の契約
ネットショップで注文が入ると、発送しなければいけません。
100%ドロップシッピングをする方は、必要ありません。
おすすめの配送会社は以下の通りです。
日本郵便
ヤマト運輸
佐川急便
BtoC(一般のお客さんに個別に配送する場合)この3つの配送会社以外はおすすめいたしません。
この3社以外は個人への配送が遅れることもあり、おすすめしません。
配送の遅れや不手際でもショップに悪いレビューがつく場合があるので注意が必要です。
特に立ち上げ時は一つのレビューが与える影響は大きいので、慎重にお客さん対応してください。
荷物の大きさについては200サイズ以内に収めることです。
個人なんだけど契約できるの???
個人でも契約できます。
サイズと発送見込み個数を伝えれば見積もりを持ってきてもらえます。
契約せずに発送するより契約したほうが融通が利くので是非一度配送会社に問い合わせてみてください。
まとめ
ここまでが最低限ネットショップを立ち上げるまでの手順です。
立ち上げて日々のメンテナンスや自分に合ったページ作りが始まります。
はじめてみてから修正などをするのが、自身のノウハウになります。
是非自分にあったEC運営方法を見つけてください。
ゆとり世代の最前線を生きるECマーケター代表やふぃーと申します。
楽天市場、Yahoo!Shopping、amazonを中心にECサイトを運営しています。
D to Cのマーケティングを真剣に考える毎日です。
2021年度は撤退寸前だった直販メーカーのEC事業を引き継ぎ売上2億円を達成しました。
できるだけ人数をかけずにコンパクトにできるEC運営を目指した情報を発信していきます。